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画像出典;GIRLY DROP(http://girlydrop.com/)さま
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こんにちは。うみ(@sweeticxoxo)です。
先日、茂木健一郎さんの本を読みました。
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もっと結果を出せる人になる!「ポジティブ脳」のつかい方【電子書籍】[ 茂木健一郎 ]
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彼の本を読むのは初めてでしたが、非常に読みやすく、納得することが多くありました。
結果を出せる人になりたいかどうかは別として、知っているだけで生きやすくなるポジティブ思考について書いておきます。
* 『もっと結果を出せる人になる!「ポジティブ脳」のつかい方』の感想
* そのポジティブ思考、ニセモノかもよ?
この本の最初で言及されているのが、日本におけるポジティブ思考の概念です。
アメリカからやってきた「目標達成のための手段」としてのポジティブ思考。
そして日本にある「耐えて頑張ることに価値がある」という根性論。
このふたつが合わさって「辛くてもとにかく前向きに頑張ろう」と考えるのが、日本のポジティブ思考となっています。
しかしこれ、ポジティブの解釈が迷走している状態だそうです。
そしてわたしたちはその迷走した解釈を、あたかも「正解」として目指すべきものとしているのです。
これ、非常に納得してしまいました。
確かに「ポジティブ思考」って、「がむしゃらに頑張るモチベーションをあげるためのもの」になっていることがあるなぁと。
現実として「くよくよしないで前向きに!」と、とにかく前向きであるように励まされた経験をされた方もいるでしょう。
そして「あぁ、くよくよしちゃだめなんだ…そうだよなぁ、辛い時でも前向きにいなきゃ」と思いますよね。
だけどこれは、本当のポジティブではありません。
ネガティブな感情をほったらかしにして、むしろ偽物のポジティブで蓋をしているだけです。
ネガティブな感情は嫌うものでも、消し去るものでもありません。
なぜなら、ネガティブな先にポジティブな感情が隠れているからです。
* 例えば
友達がとてもきれいな場所を恋人と旅行して、楽しそうに過ごしている写真をSNSに上げていたとき。
それを目にして「あの子はいいよね、旅行に行く時間もお金もあって。恋人にもいっぱい愛されて!」と思うことがあるかもしれません。
そこで「いやいやこんな感情はダメだ!友達なら素直に楽しそうなのを喜んであげるべきよね!」と、いうのはニセモノのポジティブです。
自分がなぜ「こんな感情」を持つのか?、その問いの先を探ってみましょう、とこの本では提言されています。
旅行に行く時間やお金がポイントなら、仕事やライフスタイルに変化を望んでいるのかもしれません。
恋人に愛されていることなら、自分の恋愛観を見直すことかもしれません。
つまりそれは、自分の内側に「答えがある」ということ。
それを知っているのなら、自分のネガティブな感情が、あの子を妬んだり、攻撃するための材料にはならないでしょう。
* だけど例外もあると思う
ただ、わたしは、悪意を持ってこちらを攻撃してくる人に対しては、話は別だと思います。
何度もマウンティングしてくる人だとか、重箱の隅をつつくように突っかかってくる人とか。
自分の心に生まれた「羨ましい」と「妬ましい」の区別がつかないままに、そういう行動をしてくる人も存在します。
それを受けて、こちらがネガティブな感情を持つのは当然のことです。
それでもモヤモヤに蓋をして、これもポジティブに考えよう!と思うことが、ポジティブなのでしょうか。
そういう人たちと関わることで自分の幸せに影響が出ることを知っているのなら、ポジティブ思考うんぬんの前に、自分が幸せになる選択を自分で行ったほうがいいと思います。
* ポジティブに考える作業だけで終わっていないか
行動することに、前向きな気持ちというのは大きなちからとなります。
だけど前向きなことを考えてモチベーションをあげるだけでは、脳でエネルギーを使うことしかできません。
こういうことしたいと思うけど、なかなか行動に結びつかないことがあるかもしれません。
その行動にブレーキをかけている原因、および解決の方法を具体的に考え、そして実際に行動していくこと。
そこに結びつてこそ、ポジティブ思考なのです。
だけど、そうは分かっていても、失敗したら恥ずかしいし…成功する自信がないし…
特に完璧主義を持っている場合は、こういう考えで今の自分の行動を自ら制限しようとします。
だけど完璧に環境と準備が整うのを待ち続けて、いざその時が来たら本当に行動するのでしょうか。
その時はまた別に、やりたいことができているかもしれません。
将来の不確かなものをあれこれ考えるよりも、いま、ここで。
最初から100%完璧ではなく、5点でいいから、少しずつ行動し始めていったらいい、とこの本は伝えてくれています。
わたしも以前は、頭で考えるばかりで、なかなか行動に移せませんでした。
失敗したらどうしよう、お金や時間が無駄になったらどうしよう、なんて思いが非常に強かったから。
だけど色々な方面で、怖さを抱えながらも少しつづ行動して見えてきたことがあります。
それは「行動してみたら意外と怖くない。むしろ行動する前が1番怖さを抱えていた!」ということ。
「怖さ」を作り出していたのは、完璧でなければならないという自分自身の思考だったのです。
* こんな人に読んでほしい
- そもそもポジティブ思考ってなんだろう?どういう状態?
- ポジティブに考えているのに、なんだか空回りしている気がする…
- ネガティブ思考な自分がきらい
- ネガティブ思考を持つことはダメだと思って自分を制限している
- 頭で考えるばかりで実際に行動に移せない
なんでもかんでもポジティブに考えることは、ポジティブではない。
ネガティブな感情は悪いことではないし、消し去るべきものでもない。
その先には、自分自身の答えが存在しているから。
それを知っているだけで、心はうんと楽になるでしょう。
* まとめ
こちらは図書館で借りた本なのですが、自分でも購入しようかなぁとちょっと迷っています。
しかし迷っているということは、買わない!のです。
今!現時点では!今月は!(と言って、含みをもたせる笑)
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もっと結果を出せる人になる!「ポジティブ脳」のつかい方【電子書籍】[ 茂木健一郎 ]
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自分の中にある「ポジティブ」と向き合う際は、この本がよい手助けをしてくれるでしょう。
「ポジティブ」に悩んだら、ぜひ読んでみてくださいね!
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